地図って楽しい、地図って便利。リンクと取材で
目的別・用途別のあらゆる地図を集めました。
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  □■地図の楽しみ図鑑■□     ★Vol.00 2003/05/24号★
   〜絵地図・パノラマ地図・楽しい地図の情報交流マガジン〜
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           http://www.asocie.jp

 地図といっても様々な形態があります。電子地図やカーナビゲーションも
 その一つですし、住宅地図や道路地図、それに観光ガイドに掲載されてい
 る地図にも私達は頻繁にお世話になっています。

 このメールマガジンでは、そんな地図の中でも「観て楽しい」興味がわく
 絵地図やデザイン地図の情報を隔週でお伝えします。どうぞよろしく!
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  ■もくじ  
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 《1. 最新「楽」地図 :最上川ごみマップ》
 《2. お薦め地図サイト:日本国際地図学会》
 《3. 趣味の地図世界 :戦前の鳥瞰図その1》
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 ■最新「楽」地図 :最上川ごみマップ

 絵地図作家の村松昭さんの絵地図を購入した際に、4月に発行されたばか
 りの「最上川2003ゴミマップ」の存在を知った。

 これは国土交通省東北地方整備局や山形県環境部文化振興課、土木部河川
 課や「美しい山形・最上川フォーラムなどが企画し、NPO法人パートナ
 ーシップオフィスが発行したものだが、ポスターサイズの表面にはポイ捨
 てや不法投棄などの現状を、写真や解説グラフで地図とともに表現し、流
 域で清掃活動や保全活動を行う団体などの情報も掲載されている。

 さらには、裏面に絵地図作家として著名な村松昭さん作のキレイな絵地図
 を掲載。最上川流域の自然や生物、観光資源に加えて、ビューポイントな
 ども描かれ、観ているだけで楽しくなる仕上がり。学校の教材としても、
 観光客へのPR・保全へのポイ捨て禁止協力パンフとしても秀逸な仕上が
 りだ。

 ◎国土交通省東北地方整備局 山形河川国道事務所
 http://www.ym-mlit.go.jp/river/gmap2003/index.html
 このアドレスから閲覧可能。無料プレゼント期間は終わった模様。

 地域住民にとっては、地域の中における身近な河川や自然の大切さが生態
 系とともに伝わり、ふるさとの再発見・再認識につながりそう。わかりや
 すい地図の役割やニーズを改めて考える恰好の材料となる。

 残念なのは、こうした魂のこもったパンフレットが、一般市民へどれだけ
 行き渡って認知されているのか、だと思う。少なくとも全国的な取り上げ
 方はなされておらず、各地でこうした「ごみマップ」製作を起点とするま
 ちづくりの機運が高まる中、情報や経験の共有ができていないことも問題
 だと感じた。

 「最上川2003ゴミマップ」では、たぶんこのマップを保存・活用して
 繰り返し見て意識してほしいとの考えから、著名絵地図作家の起用となっ
 たと考えられるが、こういうモデルになる全国各地で創られる企画マップ
 の収集・発信機関が、もっと身近なところにあるといいのだが…といつも
 思うのは私だけではないのでは?

 海岸のクリーン作戦が行われる「アースデー」など、環境関連のイベント
 が全国的に続く5月から6月にかけて、こうしたイベントに参加しながら
 経験やノウハウを後世へ伝える方法も考えてみたい。

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 「地図の資料館」で各地のエコマップ、ごみマップを集めてみました。
 http://www.asocie.jp/map/eco/ecomap.html
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 ■お薦め地図サイト:日本国際地図学会

 言わずと知れた、今年40周年を迎えた地図研究の頂点に立つ研究会。
 記念出版「地図と文明〜地図と歩んだ人びとの歴史〜」ノーマン・J・W・
 スロワー著、日本国際地図学会 監訳は地図ファン必見の本。

 8月10日から16日まで、南アフリカのダーバンで開催される第21回
 国際地図学会議で発表・展示される「子供の世界地図」が公募されていた
 が、その応募テーマは「子供たちにより良い世界を (Making a better
 world for children)」。用紙や画材などは自由とのことで、ぜひ応募さ
 れた作品を観てみたい。(残念ながら締め切りは5/16)

 ◎日本国際地図学会
 http://www.jmc.or.jp/gakkai/

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 今月は戦前の鳥瞰図コレクション集中アップ中!初三郎など有名作家も。
 http://www.asocie.jp/map/oldmap/oldmap_top.html
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 ■趣味の地図世界 :戦前の鳥瞰図その1

 昨年春に惜しまれながら休刊した地図マガジン「ラパン」を通じて、戦前
 の「観光ブーム」を創り出した鳥瞰図絵師・吉田初三郎画伯の研究プロジ
 ェクトが立ち上がり、その成果として昨年10月に「吉田初三郎のパノラ
 マ地図(平凡社刊)」が発刊されるのと前後してNHK「新日曜美術館」
 でも初三郎が取り上げられ、空想地図・デザイン地図としての戦前の鳥瞰
 図が見直されている。

 地図の資料館でも初三郎をはじめ、金子常光や前田虹映ら鳥瞰図絵師の印
 刷折本を少しずつ紹介しているが、これらの作品群を見比べていくと、非
 常に興味深い点が数多く出てくる。

 私事で恐縮だが、筆者は地図会社でデザイン地図や企画地図、イラストマ
 ップ製作にも携わってきたグラフィックデザイナーであったので、初三郎
 らの鳥瞰図が描かれた時代背景もさる事ながら、その製作技法や表現方法
 の変化、タッチ自体の変化がとても興味深い。

 第一人者の初三郎にしても、大正ひとケタ代のそれと昭和にかかる頃とで
 は画風が大きく変化し、画力がさらに魅力を増している。彼の出世作でも
 ある大正10年発刊の「鉄道省旅行案内」には90点以上の鳥瞰図が掲載
 され、北海道から九州までの名所旧跡をエリア毎に紹介しているが、正直
 言って印刷技術の悪さ(版ズレ等)も手伝い魅力に乏しかった。

 しかし改定版として同13年に発行されたものは構図の変化や細部への描
 き込みも功を奏し、また画力の向上と相まって数倍の魅力となって映る。
 同じ時期に、初三郎の弟子から離反した金子常光もその画風は時期により
 大きく変化し、大正期のものと全盛期の昭和5〜12年頃の画風と比べる
 と別人である。

 個人的には、初三郎よりもこの常光の昭和10年前後の画風や、同じく初
 三郎の弟子だった前田虹映の画風が好みで、「吉田初三郎のパノラマ地図」
 で図入りでも掲載されている「人吉温泉 日本三急流球磨川下り御案内」
 は画風も銘も明らかに虹映のものなので、何故初三郎作で紹介されたのか
 知りたくてしようがない(笑)。

 この絵は、今も人吉の旅館パンフレットには表紙扱いで使われているが、
 同じように最近は戦前の鳥瞰図をあえてパンフレットに活用するケースも
 増えているのが嬉しい。例えば、福岡市環境局の「クリーンパーク・臨海」
 のパンフレットがそう。福岡市博物館所蔵の初三郎「福岡市鳥瞰図」が原
 画の色彩そのまま鮮やかに印刷されている。同市博物館には初三郎や虹映
 の鳥瞰図原画が数多く所蔵されていることも付け加える。(K.M)

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 ■□地図の楽しみ図鑑■□        2003.05.24(sat) Vol.00
 編集・発行/地図の資料館WEB  主宰:益田啓一郎
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 ※次回第1号は6月7日頃発行予定 
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