オールド観光案内図コレクション/宮崎県
南九州之聖都 宮崎市鳥瞰図 絹本彩色原画
吉田初三郎 鳥瞰図サイズ:600×300mm
印刷物:宮崎市・昭和25年・表面カラー刷/裏面1色刷・絵葉書があり。




大正広重こと吉田初三郎の戦後、昭和25年の宮崎市鳥瞰図・絹本原画。今はなき橘デパート、今の宮崎空港の前身・赤江空港、設置されたばかりの宮崎大学学芸学部等、当時の町並みが詳細に描かれており貴重な資料である。絵葉書の原画のため、通常の原画と比較すると小さいが、町並みの細部に到るまで手抜きなく描き込まれている。この時期すでに初三郎は大病を患っており、踏査取材も二代目を継ぐ吉田朝太郎(この時点ではまだ名川姓)を中心に行ったと思われる。取材時に撮影された町並み写真ネガも当館所蔵で、一部を以下で紹介する。

↑部分拡大。市中心部、橘デパートや市役所等が見える。 ↑部分拡大。左上のタイトル部分。
↑部分拡大。赤江空港や橘橋、山形屋デパートが見える。 ↑部分拡大。宮崎大学の校舎を詳細に描く。
↑上記鳥瞰図作成のために現地踏査取材した際の記録写真。バス停「橘通二丁目」や電柱看板に「宮崎市」表記あり。ネガは当館所蔵。 ↑上記鳥瞰図作成のために現地踏査取材した際の記録写真。映画館などの入った雑居ビルを望む。ネガは当館所蔵。


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