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骨董市巡りマップ
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 季節は野外活動が心地よい10月。夏場は参加者も出展業者もお疲れ気味
 だった骨董市巡りが楽しい時期になった。

 古地図や絵葉書など古いものを蒐集するのに欠かせない骨董市。全国から
 骨董屋さんや古本屋さんが集まる首都圏や関西圏の市は別にして、地方の
 小規模の骨董市には、紙モノを扱うお店は少なく、年々掘り出しモノに出
 合う確率は減少気味で少し寂しい。

 それでも、福岡地区の骨董市は太宰府天満宮は布モノが多く、箱崎宮は紙
 モノやおもちゃ系も比較的多いなど、性格づけは出来ているようだ。

 今はネットオークション等が盛んで、目録販売も減少気味。地方独特の風
 情は薄れ、全国一律の売れ線品、価格帯となってきたことも、骨董市の魅
 力が薄れる原因か。それでも出展者との交渉やたまに出展する店に大きな
 掘り出しモノもあって、気づくと足を運んでいる。

 各地の骨董市・蚤の市情報は、いくつかのサイトで紹介されているが、常
 に最新の情報を提供してくれるサイトはまだ見つけることができず、結局
 は自身の目で確かめる方法が中心で、あとは書籍か蒐集仲間の情報が頼り
 なアナログ的感覚は健在。

 一方の蒐集機会、古書市の方も地方での開催は会場であるデパートの業績
 不振・閉店で開催回数が減少。純粋な古書店自体の数も減少傾向だ。経済
 のミニ東京化と同じく、古書業界も東京的な品揃えと価格帯、売れ筋にな
 ってきたように思う。

 福岡の蒐集家の重鎮、平原健二さん曰く「私の時代は足を使って長い時間
 をかけて蒐集してきたから、ひと品ひと品に出逢った時の感動や想い出が
 ある」。そう、目録やネットでの蒐集には、店主との雑談や労を費やした
 後の出逢いという感動は薄く、「やっと巡り会えた」という強い思いが無
 い。やはり王道は「足を使う」ことだと、改めて確認。

 蒐集対象の「絵地図」は、そういえば「足を使って情報を集め、丁寧に表
 現されたもの」ほど目を引き、不思議な魅力に満ちている。デザイン力の
 有無は別にして、思いのこもった絵地図に惹かれるのは、そんな理由もあ
 るな、と実感した。

 因みに、週末の骨董市では、久しぶりに探していた古地図や絵葉書に巡り
 会え、ここ数回の「スカ」を忘れるほど充実した。
 その際に思ったのは、「もっと骨董市を楽しめるよう、魅力的な骨董市マ
 ップがやっぱりほしい」。神田神保町のマップのような案内地図を、ぜひ
 作ってほしい。無ければ製作したいくらい(笑)。
 
                            Write: 益田
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