絵地図作家・村松 昭さんの新作「博多湾周遊絵巻」「大宰府・天満宮散策絵図」完成!


【絵地図「博多湾周遊絵巻」フォトギャラリー】

絵地図「博多湾周遊絵巻」踏査・取材時に撮影した博多湾沿岸の景観フォトです。

【文化や歴史を感じる風景】

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↑福岡市早良区と西区の境を流れる室見川には、春先になると江戸時代から伝統の「シロウオ漁」のヤナがかけられる。福岡の春の訪れを告げる風物詩である。 ↑東区にある立花山に、隣の新宮町側にある「立花口」から登り始める。登山口近くには、昔ながらの古い町並みが多く、とても幸せな気分になれる。
↑西区今山の周辺には、風情ある路地が多い。写真は路地沿いに続く元寇防塁。防塁の上は畑になっている。 ↑博多湾沿岸には3〜6世紀の古墳が点在。特に西区には写真の「大塚古墳」をはじめ70〜80m級の前方後円墳が数多くある。
↑博多湾沿いには神話時代の「神功皇后伝説」にまつわる土地や名所が多い。それに匹敵するくらい多いのが、「博多再興」「太閤町割」を行った豊臣秀吉にまつわる名所。西区長垂山にある「太閤水」もそのひとつ。朝鮮出兵の折、肥前名護屋城入りする秀吉が遠路各地で茶会を開いたことから、東区名島(現城浜校区)など数カ所に「太閤水」が存在。 ↑西区はとくに古墳が多く、こんもりした小山や森を観るとどれも古墳に見えてくるほど。写真の鋤崎古墳は今宿青木にあり、取材した際は古墳緑地で地元の子供達が遊んでいた。市内は特に西区は観光案内版なども新たに設置され、また観光ボランティアグループ「西区歴史よかとこ案内人」は活発に活動している。このツアーに参加すれば、絵地図はさらに楽しめるはず。
↑博多湾は最大深度が20メートルと浅く、湾の奥にはいくつかの干潟がある。写真は西区の瑞梅寺川河口にできた干潟。この干潟を含む今津湾(博多湾の西奥の別名)は天然記念物「カブトガニ」の生息地としても知られる。 ↑2005年3月20日の大地震で、玄界島の次に被害の大きかった西之浦地区にある漁港の風景。取材は2004年秋。地震後は倒壊した家屋も多く仮設住宅が立ち並ぶ。堤防や桟橋は至るところヒビ割れ、地割れで歩くのも大変だった。
↑博多湾に流れ込む那珂川は、博多湾の中央に位置する。福岡市はもともと商都博多と城下町福岡の二つの都市構造からなる双子都市。那珂川は博多と福岡の境に流れている。福岡の古い人は今でも福岡市を別名で「福博」と呼ぶ。写真は那珂川沿いにある「福博であい橋」と旧福岡市公会堂貴賓館。ホークスが優勝した際、ファンが飛び込むのがココ(笑)。 ↑那珂川河口から春吉橋とキャナルシティ博多を望む。川を走るのは実験中の「水上バス」。博多湾内は今も市営、民間の水上短距離航路が多く、この水上バス実験は、水辺都市・福岡の未来の交通システムとしても注目を集めている。写真は2004年10月の実験の際に試乗、撮影。
↑西区の愛宕神社の登る市道沿いに見える記念碑。昭和30年代までこの地は姪浜炭坑(早良炭坑)があり、その創業者の偉業を讃えたもの。 ↑東区塩浜の四社神社。塩田に携わる人々の信仰を集めた。現在は海岸から離れているが、昔海辺だった名残は地名にのみ残る。
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