博多港のシンボルとして親しまれている博多ポートタワーは、東京オリンピック会期中の1964（昭和39）年10月17日に開館した
民間レジャー施設「博多パラダイス」のメイン施設として開業しました。タワーの設計は、東京タワーや２代目通天閣を設計した「塔博士」内藤多仲博士、
博多ポートタワーは内藤博士が設計した「タワー六兄弟」の末っ子にあたります。地上70mの展望室1階には回転展望グリル（10分で1回転）、
現在は港を出入りする船の安全運行を支える「博多ポートラジオ」が入居する展望室2階は展望台、その上に特別展望台が設けられていました。
1969（昭和44）年4月には施設の一角にFBS福岡放送が開局、同年7月には経営者が代わり「博多プレイランド」となって1974（昭和49）年に閉館しました。
その後1976（昭和51）年には福岡市港湾局「博多港PRセンター」となり、施設内に福岡市民図書館が開設されました（図書館は平成7年12月閉館）。
このページでは、開業当時の「博多パラダイス」の貴重な写真やパンフレットからご紹介します。