わたしたちのまち「東光」は、博多駅と福岡空港に挟まれた交通の要所です。校区の歴史や魅力を8つのグループで探しました。

東光小学校創立50周年に際して、校区の遍歴を知るために探して手に入れた古地図をいくつか紹介します。(所蔵:益田啓一郎)
■昭和36年版福岡市市街図より

現在の博多駅建設計画が進行中のため、区画整理や新駅の配置は赤線で記載されている地図。校区については町名改正で消えた旧町名が細かく記載されており、地域の長老の方々から聞き取り取材をする際にも大変役立った。福岡商業(現・福翔高校)はまだ移転前。現在の津屋公園もまだ池である。また校区の中央を通っている大通り「百年橋通り」は御笠川にかかる比恵大橋がまだ未完成(39年完成)。河川の幅は現在の約半分である。
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■大正4年「福岡市街大地図」博文社発行

東光校区がまだ福岡市に編入前で筑紫郡西堅粕村である。左端にある博多停車場は二代目博多駅で、現在の祇園「商工会議所前」交差点付近にあったもの。駅裏であり、市外であったことから田園風景が広がっていたことは地図からも想像できる。水路が縦横に走っているが、今では用水路の多くはフタをされて道路拡張がなされている。また「馬番所」の地名や、現・山王公園、日吉神社の北に「比恵炭坑」の記述があり、小さな炭坑があったことが判る。
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■その他、参考にした地図資料
この他にも大正期から昭和期にかけての様々な市街地図、住宅地図を参考にした。中でも「福岡地典」は昭和30年代から50年代まで毎年発行された福岡の住宅詳細地図。この地図を発行していた片山親(かたやまちかし)氏は、戦前の昭和6年から福岡市の住宅詳細地図を発行(戦前は「福岡市縦横詳細地図」という名称)し、あのゼンリン創業者の大迫正富氏も片山氏の製作方法を参考にしたという先駆者。その貴重な資料が県立図書館に所蔵されており、校区の毎年の地図をコピーして記載された工場や銭湯、商店などの位置を確認していった。

東光おもしろマップづくり委員会(創立50周年記念事業)
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