オールド観光案内図コレクション/福岡県
博多湾鉄道汽船御案内「博多湾鉄道沿線名所図絵」
吉田初三郎 画 鳥瞰図サイズ:530×175mm
発行:博多湾鉄道汽船 昭和8年表面カラー刷/裏面1色刷・印刷折本




ヌ拡大図はこちら 大正広重こと、鳥瞰図絵師・吉田初三郎の作品。博多湾鉄道(現在の西鉄宮地岳線、JR香椎・海の中道線など)沿線の名所案内。鉄道はもともと勝田炭鉱、志免炭鉱、西戸崎炭鉱など沿線の炭鉱から西戸崎の石炭積み出し港への輸送路線として計画された。ただこの図をみると、各終点起点には宇美八幡、香椎宮、宮地岳神社など神功皇后ゆかりの寺社があり、参拝客を運ぶことも重要な路線だったことがよく判る。鉄道路線の付け根にあたる和白には明治末まで塩田があった。戦後は干潟化が進行し和白干潟はラムサール条約の登録候補地として保全活動が盛んだ。この絵図の肉筆原画は福岡市博物館所蔵。企画展などで頻繁に一般公開されている。この図を模した地元画家の水彩画が香椎宮参集殿にあり、今でもファンがいることが嬉しくなった。

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