島原半島の観光スポットの移り変わりと絵葉書
 雲仙を含む島原半島は明治末以降、上海を訪れる西洋人の避暑地として国内でも最も早くリゾート化が進んだ地域である。上海から客船で長崎を訪れた西洋人向けに雲仙一帯にはゴルフ場やテニスコート、そして洋風ホテルが整備された。島原港など有明海側は早くから海路交通が盛んな地。明治末以降、大牟田、熊本、天草方面からの定期航路も整備され島原鉄道や口之津鉄道の開業によって一帯は発展した。戦前の絵葉書、特に国立公園の第1号に選ばれる直前の昭和6年以降は観光宣伝も盛んに行われ、半島一帯を紹介する様々な観光絵葉書やパンフレットが制作配布された。

有明海に面する山紫水明の海港島原港(昭和7年頃)

HIRA0301■肥前島原公園の一部(大正中期)★ HIRA0302■島原第三小学校正面(昭和初期)★
HIRA0303■島原中学校(昭和7年頃)★ HIRA0304■口之津八坂町(大正初期)★
NA0401■島原港外九十九島(大正末) NA0402■島原港外九十九島(大正末)
NA0403■島原公園霊丘神社(大正末) NA0404■島原菖城跡(大正末)
NA0405■島原港町全景(大正末) NA0406■島原眉山全景(大正末)
NA0407■島原港外九十九島の静観(昭和7年頃) NA0408■島原港の風光(昭和7年頃)
NA0409■山紫水明島原港(昭和7年頃) NA0410■岩戸山より加津佐町全景(昭和7年頃)
NA0411■雲仙高岩岳より普賢岳を望む(昭和7年頃) NA0412■雲仙札の原の牧羊(昭和7年頃)
NA0413■富津の仙境(昭和7年頃) NA0414■雲仙池の原ゴルフ場と矢岳(昭和7年頃)
NA0415■千々岩千本松原(昭和7年頃) NA0416■千々岩軍神橘中佐立像(昭和7年頃)

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